家庭内別居で夫との会話がなくて、夫の気持ちがわからないと悩んでいる方は多いでしょう。夫の気持ちを知ることができれば、関係改善や家庭内別居の解決につながる可能性があります。
家庭内別居を望んでいる場合でも、同じ屋根の下で暮らす夫婦として、相手の心情は把握しておきたいものです。
この記事では、家庭内別居中の夫がどう思っているかや、家庭内別居から抜け出すためのコツなどをお伝えします。
家庭内別居で夫の心は？夫の３つの気持ち
家庭内別居で夫と顔を合わせなくても、会話もしなくても、夫の気持ちは3つに分けられます。
- 夫婦の未来について不安に思っている
- 関係を元に戻したいと願っている
- 今の状況に満足している
夫の心を知ることで、仲直りのきっかけや家庭内別居の解消法が見つかるかもしれません。
それぞれの気持ちについて詳しく説明します。
夫婦の将来について不安になっている
夫婦の将来について不安になっているかもしれません。
家庭内別居という関係が続くと、夫婦の未来がどうなるのか悩むことでしょう。
夫婦関係を改善して家庭内別居をやめるか、このまま家庭内別居を維持するか、あるいは別居や離婚を選ぶか、大きく分けて四つの選択肢があります。
家庭内別居を解消するのがベストですが、夫にその気がなかったり、妻も解消したくなかったりする場合もあるでしょう。
離婚など、他のどの選択肢になっても対処できるように、事前に想定して準備しておくと、いざというときに焦らず対応できます。
関係を元に戻したいと願っている
関係を元に戻したいと願っているかもしれません。
あなたとの関係を修復したいと思っている場合もあります。
家庭内別居は夫婦にとっても辛い状況です。顔を合わせても会話もなく、心はすれ違っています。
子どもがいる場合は、子どもにも良くない影響が出ることがあります。子どもは親が仲良くしている方が安心できます。
家庭内別居は早めに解消した方が自分たちの幸せや家族のためです。
家庭内別居に至った原因や不満を明確にし、お互いに歩み寄って解決に向けて努力してみましょう。
今の状況に満足している
今の状況に満足している場合もあります。
夫は家庭内別居状態を気楽に感じていることもあります。
妻と顔を合わせなくても喧嘩もしなくなり、食事や生活リズムも自分の好きなようにできるなど、自由気ままです。
面倒くさい離婚手続きもしなくて済む家庭内別居にメリットを感じてしまうパターンです。
今は問題ないかもしれませんが、老後や介護など、家庭内別居では困る状況が来る可能性があります。
関係は改善できるなら改善した方が良いです。
ただ、夫側に改善の意思がない場合は、別居や離婚を検討するのも一つの方法です。
そもそも家庭内別居とはどんな状態？
家庭内別居とは夫婦が同じ家に住みながらも会話などのコミュニケーションが無い状態をいいます。
主な特徴としては、顔を合わせる機会は少なく、会話もほとんど無し。寝室や食事も別という状態です。愛情もなく夜の営みもありません。
離婚には金銭面や世間体などの理由から踏み切れない場合がほとんどです。財産分与や面倒な手続きなども家庭内別居なら必要がないのも理由の一つです。
家庭内別居中の夫と関係修復が見込めるパターンは？
家庭内別居とは、夫婦が同じ屋根の下にいながらも、コミュニケーションがほとんどない状態のことです。
その状態では、夫婦は顔を見ることも少なく、会話もほぼありません。寝る場所や食事も別々にしています。愛情はもちろん、夜の生活もなくなっています。
離婚するには、お金や世間の目などの問題があってできない場合が多いです。家庭内別居なら、財産の分け方や手間のかかる手続きなども必要ないので、そのままにしてしまうこともあります。
あいさつなど最低限のコミュニケーションはとっている
「おはよう」「いただきます」「おやすみ」など、夫からもあいさつがあるし、こちらからも無視されずに返事がもらえる時は、関係の修復に期待できるかもしれません。
あいさつくらいはできるけど、家庭内別居が長く続いていると素直になれないこともあるでしょう。
あいさつだけでなく、少しずつ会話を増やしてみると、家庭内別居の解消に近づくかもしれません。
作った食事を食べてくれる時も関係が改善できる可能性があります。
作った食事を食べてくれる
妻に対して愛情がなくなっていたり、嫌っていたりする場合は、食事も一口も食べないでしょう。
自分で食事を作るのが面倒だからという理由もあるかもしれませんが、「妻がわざわざ作ってくれたから、残すのは申し訳ない」という気持ちが少しでもあるということです。
お互いに譲れない点と譲れる点があると思います。関係の修復にチャンスがあるうちに、話し合ってみると良いでしょう。
家庭内別居状態から抜け出す方法
家庭内別居状態から抜け出す為の対策を三つ紹介します。
家庭内別居は夫婦の仲が最悪な状態です。
自分たちで話し合うのが困難な場合、中立的な立場の人に相談したり、一時的に別居したりする必要があるかもしれません。
夫婦で話し合う機会を作る
夫婦でコミュニケーションをとるチャンスを作ることが大事です。話し合うことが最善の方法です。
自分は伝えているつもりでも、相手は理解していなかったり、不満は言わないと伝わらなかったりすることがあります。また、話してみると誤解が解消されたりすることもあるでしょう。
家庭内別居から話し合いに踏み出すのは勇気が必要ですが、その一歩が夫婦の関係に大きく影響するかもしれません。
第三者に仲介してもらうことも考えましょう
夫婦で解決するのが困難な場合は、第三者に仲介してもらって関係の修復を目指すこともできます。
夫婦関係がぎくしゃくしていて、誰かに仲を取り持ってもらわないと修復できない場合や、感情が高ぶって話し合いがうまくいかない場合は、第三者に立ち会ってもらうと良いでしょう。
第三者がいることで、冷静になれたり、客観的に自分や夫婦の関係を見直せたりするかもしれません。
ただし、第三者はどちらにも偏らない人を選びましょう。どちらかの味方をする人だと、公正な判断ができない恐れがあります。
一度別居してみるのも一つの方法です
家庭内別居ではなく、本当に別の場所で暮らしてみることで、今後のことを冷静に考える機会になるかもしれません。
実際に別居をしてみると、メリットやデメリットがはっきりわかると思います。それをもとに、別居を続けるか、別居をやめて家庭内別居も解消するかの選択ができるでしょう。
本当に別居してみるのは大きな決断ですが、家庭内別居の現状に満足できない、または今後どうしたいか明確にしたい夫婦におすすめです。
ただし、この方法は危険な方法でもあります。そのまま別居を続けてしまう可能性もあります。関係の修復を望んでいる場合は注意して行動してください。
家庭内別居を続けると決めたら夫婦でルールを作る事が大事
家庭内別居を続けると決めた場合は、夫婦でルールを作っておくことが大切です。
同じ家に住んでいるので、お風呂やトイレ、玄関などの共用スペースの掃除や、食事や洗濯などの日常生活に関することは、ルールや分担を決めてお互いに不快にならないようにしましょう。
また、お金の管理も重要なので、後でトラブルにならないように必ずルールを定めておきましょう。
お互いにどこまで干渉しないのかは家庭内によって異なります。気になることは積極的に話し合い、決めたルールはきちんと書き留めましょう。
まとめ
家庭内別居をやめないと決めたなら、夫婦でルールを定めておくことが必要です。トラブルを防ぐためにもです。
相手の気持ちを理解しようとする姿勢が、夫にも伝わるといいですね。
お互いに歩み寄って、夫婦にとって幸せな方向に進めることを祈っています。
