スキンケアは美肌のために欠かせないものですが、いつやるのが効果的なのでしょうか?
また、季節によってスキンケアの方法を変える必要があるのでしょうか?
この記事では、スキンケアのタイミングと季節別のおすすめなケア方法をご紹介します。
スキンケアのタイミング
スキンケアをするのに最適なタイミングは、基本的には朝と夜です。
朝と夜ではスキンケアの目的が異なりますので、それぞれに合わせたケアを行うことが大切です。
朝のスキンケア
朝に行うスキンケアは、寝ている間に出た皮脂や汗などの汚れを落としたり、日中浴びる紫外線や花粉などの外的刺激から肌を守ったりするために行うものです。
朝のスキンケアの基本的な流れは以下の通りです。
- 洗顔:肌に優しい洗顔料でやさしく洗い、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。洗顔後はすぐに化粧水をつけるようにします。
- 化粧水:コットンや手のひらで肌全体になじませます。肌が乾燥しやすい場合は、重ね付けするとよいでしょう。
- 美容液:肌の悩みに合わせて選んだ美容液を、気になる部分や全体に塗布します。美容液は化粧水よりも高濃度の有効成分が含まれていますので、少量で十分です。
- 乳液・クリーム:化粧水や美容液で補った水分を逃がさないように、乳液やクリームで蓋をします。肌質や季節に合わせて適量を調整しましょう。
- 日焼け止め:紫外線は肌の老化やシミ・そばかす・ニキビなどの原因になります。日焼け止めは必ず最後に塗り、SPFとPAの数値が高いものを選びます。日中は2~3時間おきに塗り直すことが望ましいです。
夜のスキンケア
夜に行うスキンケアは、メイクや日中にかいた汗・皮脂を落とし肌を清潔にし、ダメージを受けた肌をいたわるために行います。
夜のスキンケアの基本的な流れは以下の通りです。
- クレンジング:メイクや皮脂汚れをしっかりと落とします。クレンジング剤は肌質やメイクの種類に合わせて選びましょう。目元や口元などは念入りに拭き取ります。
- 洗顔:クレンジングだけでは落としきれない汚れや古い角質を洗い流します。朝と同様に肌に優しい洗顔料でやさしく洗い、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。
- 化粧水:コットンや手のひらで肌全体になじませます。夜は肌のターンオーバーが活発になるので、保湿力の高い化粧水を選ぶとよいでしょう。
- 美容液:肌の悩みに合わせて選んだ美容液を、気になる部分や全体に塗布します。夜は肌の吸収力が高まるので、美容成分がたっぷり入った美容液を使うと効果的です。
- 乳液・クリーム:化粧水や美容液で補った水分を逃がさないように、乳液やクリームで蓋をします。夜は肌の水分蒸発量が多くなるので、しっかりと保湿しましょう。
- パック・マスク:週に1~2回、パックやマスクで集中的にケアすると、肌の調子が良くなります。パックやマスクは肌の悩みや状態に合わせて選びましょう。
季節別スキンケア
季節によって肌の状態やトラブルは変化します。季節ごとにスキンケア対策を行うことで、健やかな肌を保つことができます。
春のスキンケア
春は気温が変化しやすく、花粉や寒暖差、新生活のストレスなどで肌も不安定になりがちです。吹き出物や乾燥、アレルギーなどのトラブルに注意しましょう。
- 洗顔は皮脂分泌が盛んな部分はしっかりと洗い、カサつく部分はやさしく洗うようにします。洗顔料は肌に負担をかけないものを選びましょう。
- 化粧水は保湿力の高いものを選び、コットンパックなどでしっかりと浸透させます。乾燥した肌はバリア機能が低下してトラブルを招きやすくなります。
- 美容液はビタミンCやヒアルロン酸などの成分が入ったものを選びましょう。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑えてシミ・そばかすを予防し、ヒアルロン酸は肌に潤いを与えてハリ・弾力を保ちます。
- 乳液・クリームは冬用よりもさっぱりとしたものを選びましょう。重くてこってりとしたものは皮脂の分泌を妨げて毛穴詰まりやニキビの原因になります。
- 日焼け止めは必ず塗りましょう。春から紫外線量が増えてきますので、日焼け止めは欠かせません。SPFとPAの数値が高いものを選び、日中はこまめに塗り直しましょう。
夏のスキンケア
夏は紫外線や暑さ、汗や皮脂による肌のベタつきやニキビ、紫外線による肌のダメージやシミ・そばかすなどが気になる季節です。
- 洗顔は汚れをしっかりと落とすことが重要です。洗顔料は泡立ちの良いものやクレイタイプのものを選びましょう。洗顔後はすぐに化粧水をつけるようにします。
- 化粧水はさっぱりとしたものを選び、コットンや手のひらで肌全体になじませます。肌が乾燥すると皮脂分泌が増えてトラブルの原因になりますので、保湿は欠かせません。
- 美容液は美白や抗酸化などの成分が入ったものを選びましょう。美白成分はメラニン色素の生成を抑えてシミ・そばかすを予防し、抗酸化成分は紫外線などでダメージを受けた肌を修復します。
- 乳液・クリームは軽いテクスチャーのものを選びましょう。重くてこってりとしたものは肌に負担をかけて毛穴詰まりやニキビの原因になります。
- 日焼け止めは必ず塗りましょう。夏は紫外線量が最も多くなりますので、日焼け止めは欠かせません。SPFとPAの数値が高いものを選び、日中はこまめに塗り直しましょう。
秋のスキンケア
秋は肌が乾燥しやすく、夏に受けた紫外線ダメージが表面化する季節です。肌荒れやシミ・そばかす・くすみなどのトラブルに注意しましょう。
- 洗顔は肌に優しい洗顔料でやさしく洗い、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。洗顔後はすぐに化粧水をつけるようにします。
- 化粧水は保湿力の高いものを選び、コットンパックなどでしっかりと浸透させます。乾燥した肌はバリア機能が低下してトラブルを招きやすくなります。
- 美容液は美白や抗酸化などの成分が入ったものを選びましょう。美白成分はメラニン色素の生成を抑えてシミ・そばかすを予防し、抗酸化成分は紫外線などでダメージを受けた肌を修復します。
- 乳液・クリームは冬用よりもさっぱりとしたものを選びましょう。乾燥対策として保湿力の高いものを使いたいところですが、肌に負担をかけて毛穴詰まりやニキビの原因になる可能性があります。
- 日焼け止めは必ず塗りましょう。秋でも紫外線は肌にダメージを与えますので、日焼け止めは欠かせません。SPFとPAの数値が高いものを選び、日中はこまめに塗り直しましょう。
冬のスキンケア
冬は寒さや乾燥、暖房などで肌がカサカサになりやすい季節です。肌の乾燥や小じわ、赤みやかゆみなどのトラブルに注意しましょう。
- 洗顔は肌に優しい洗顔料でやさしく洗い、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。洗顔後はすぐに化粧水をつけるようにします。
- 化粧水は保湿力の高いものを選び、コットンパックなどでしっかりと浸透させます。乾燥した肌はバリア機能が低下してトラブルを招きやすくなります。
- 美容液はヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分が入ったものを選びましょう。ヒアルロン酸は肌に潤いを与えてハリ・弾力を保ち、コラーゲンは肌の弾力性や強度を高めます。
- 乳液・クリームは保湿力の高いものを選びましょう。冬は肌の水分蒸発量が多くなるので、しっかりと保湿しましょう。乳液・クリームは化粧水や美容液で補った水分を逃がさないように、乳液やクリームで蓋をします。
- 日焼け止めは必ず塗りましょう。冬でも紫外線は肌にダメージを与えますので、日焼け止めは欠かせません。SPFとPAの数値が高いものを選び、日中はこまめに塗り直しましょう。
以上がスキンケアをするのに最適なタイミングと季節別におすすめなケアです。
スキンケアは自分の肌質や状態に合わせて行うことが大切です。
また、スキンケアだけではなく、食事や睡眠、運動なども肌の健康に影響しますので、バランスの良い生活習慣を心がけましょう。