クレンジングは、メイクや皮脂、汚れを落とすために使う基礎化粧品です。
クレンジングを正しく選び、正しく使うことで、美肌への第一歩を踏み出すことができます。
しかし、クレンジングにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴や向いている肌質があります。
自分の肌に合わないクレンジングを使ってしまうと、肌トラブルの原因になってしまうこともあります。
そこで、この記事では、クレンジングの種類と特徴、選び方、使い方を詳しくご紹介します。
あなたの肌に合ったクレンジングを見つけて、美肌を目指しましょう!
クレンジングの種類と特徴
まずは、代表的なクレンジングの種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
オイルタイプ
オイルタイプのクレンジングは、油性成分を主に配合しているクレンジングです。
濃いメイクやウォータープルーフタイプのコスメにもすばやくなじんで、毛穴の奥までスッキリ落とせます。
洗浄力が高いので、オイリー肌や普段から濃いメイクをする人におすすめです。
オイルタイプのクレンジングのメリットは以下の通りです。
- メイク落ちがよく、洗い上がりが比較的スッキリとしている。
- メイクを素早く落としやすいので時間がかからない。
- 乾燥肌や敏感肌用に処方された低刺激タイプや保湿成分配合タイプもある。
オイルタイプのクレンジングのデメリットは以下の通りです。
- 洗浄力が強すぎると肌に必要な油分や水分も奪ってしまうことがある。
- 肌への刺激が強い場合があり、ニキビや毛穴詰まりを悪化させることもある。
- 洗い流す前に少量のぬるま湯を加えて「乳化」の工程を踏む必要がある。
- 乾燥肌や敏感肌の人は使用後にしっかり保湿する必要がある。
オイルタイプのクレンジングは以下のように使います。
- 手に適量(2~3プッシュ)を取り、顔全体に広げます。
- 指先で優しくマッサージするようにメイクとなじませます。
- 少量のぬるま湯を加えて乳化させます。白っぽくなったら十分です。
- ぬるま湯でしっかり洗い流します。
オイルタイプのクレンジングのおすすめ商品は以下の通りです。
- ファンケル / マイルドクレンジングオイル
- 無印良品 / マイルドオイルクレンジング
- SHISEIDO スキンケア / パーフェクトオイル クレンジング
- d プログラム / エッセンスイン クレンジングオイル
リキッドタイプ
リキッドタイプのクレンジングは、主に水分でできているタイプのクレンジングです。
「水クレンジング」と呼ばれることもあり、テクスチャーはサラサラとした液状のものが多く、使用感はサッパリとしています。
ナチュラルメイクや軽めのメイクに向いており、肌への刺激が少ないので敏感肌や乾燥肌の人におすすめです。
リキッドタイプのクレンジングのメリットは以下の通りです。
- 肌への刺激が少なく、洗い上がりがさっぱりとしている。
- 乳化や泡立てなどの手間がかからない。
- 洗顔後につっぱり感や乾燥感が少ない。
- W洗顔不要タイプもある。
リキッドタイプのクレンジングのデメリットは以下の通りです。
- 洗浄力が低く、濃いメイクやウォータープルーフタイプのコスメには向かない。
- コットンで拭き取るタイプは摩擦による肌への負担がある。
- 拭き取り残しがあると肌トラブルの原因になることがある。
リキッドタイプのクレンジングは以下のように使います。
- 手に適量(2~3プッシュ)を取り、顔全体に広げます。
- 指先で優しくマッサージするようにメイクとなじませます。
- ぬるま湯でしっかり洗い流します。W洗顔不要タイプはこの工程は不要です。
- コットンで拭き取るタイプは、コットンに適量を含ませてメイクを拭き取ります。目元や口元はコットンを置いてしばらくおいてから拭き取ります。
リキッドタイプのクレンジングのおすすめ商品は以下の通りです。
- オルビス / クレンジングリキッド
- ポーラ / アロマエッセゴールド リキッドクレンジング
- SHISEIDO ワソウ / クイック ジェントル クレンザー
- 資生堂パーフェクト / クレンジングシート 022
ウォータータイプ
ウォータータイプのクレンジングは、水分がほとんどでできているタイプのクレンジングです。コットンで拭き取るだけで簡単にメイクが落とせます。
水性の汚れを落とす洗顔料とは異なり、油性の汚れを落とすのに特化しています。
ナチュラルメイクや軽めのメイクに向いており、肌への刺激が少ないので敏感肌や乾燥肌の人におすすめです。
クリームタイプのクレンジングのメリットは以下の通りです。
- 肌への刺激が少なく、洗い上がりがしっとりとしている。
- 保湿成分や美容成分が配合されているものが多く、肌にうるおいを与える。
- W洗顔不要タイプもある。
クリームタイプのクレンジングのデメリットは以下の通りです。
- 洗浄力が低く、濃いメイクやウォータープルーフタイプのコスメには向かない。
- 洗い流す前に少量のぬるま湯を加えて「乳化」の工程を踏む必要がある。
- べたつきや重さを感じることがある。
- オイリー肌やニキビ肌の人は使用後にしっかり洗顔する必要がある。
クリームタイプのクレンジングは以下のように使います。
- 手に適量(パール大)を取り、顔全体に広げます。
- 指先で優しくマッサージするようにメイクとなじませます。
- 少量のぬるま湯を加えて乳化させます。白っぽくなったら十分です。
- ぬるま湯でしっかり洗い流します。
クリームタイプのクレンジングのおすすめ商品は以下の通りです。
- ナチュラグラッセ / クレンジングミルク
- ファンケル / クレンジングミルク
- ロート製薬 / 薬用ディープクレンズ
- エトヴォス / モイスチャライジング クレンジングミルク
ジェルタイプ
ジェルタイプのクレンジングは、ぷるんとしたゼリー状のテクスチャーを持つクレンジングです。肌に密着してメイクや皮脂を吸着し、洗い流すときにサッパリとします。
肌への刺激が少なく、保湿成分や美容成分が配合されているものが多いです。
ナチュラルメイクや軽めのメイクに向いており、乾燥肌や敏感肌、オイリー肌やニキビ肌の人におすすめです。
ジェルタイプのクレンジングのメリットは以下の通りです。
- 肌への刺激が少なく、洗い上がりがさっぱりとしている。
- 保湿成分や美容成分が配合されているものが多く、肌にうるおいを与える。
- W洗顔不要タイプもある。
ジェルタイプのクレンジングのデメリットは以下の通りです。
- 洗浄力が低く、濃いメイクやウォータープルーフタイプのコスメには向かない。
- 洗い流す前に少量のぬるま湯を加えて「乳化」の工程を踏む必要がある。
- べたつきや重さを感じることがある。
ジェルタイプのクレンジングは以下のように使います。
- 手に適量(さくらんぼ大)を取り、顔全体に広げます。
- 指先で優しくマッサージするようにメイクとなじませます。
- 少量のぬるま湯を加えて乳化させます。白っぽくなったら十分です。
- ぬるま湯でしっかり洗い流します。
ジェルタイプのクレンジングのおすすめ商品は以下の通りです。
- ディオール / ハイドラ ライフ オイル トゥ ミルク メイクアップ リムーバー
- カネボウ / クレ・ド・ポー ボーテ クレンジング クリーム ジェル
- ファンケル / クレンジングジェル
- コスメデコルテ / AQ MW クレンジング ジェリー
クレンジングの選び方
次に、自分の肌に合ったクレンジングの選び方をご紹介します。クレンジングを選ぶときには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
1. 自分の肌質と肌状態を把握する
まずは、自分の肌質と肌状態を把握することが大切です。
肌質は乾燥肌、オイリー肌、混合肌、敏感肌などに分けられますが、季節や年齢、生活環境などによって変化することもあります。
また、肌状態はニキビや毛穴詰まり、くすみやシミなどのトラブルがあるかどうかで異なります。
自分の肌質と肌状態に合わせて、洗浄力や保湿力、刺激度などのバランスが良いクレンジングを選ぶことが重要です。
2. 自分のメイクの濃さや種類を考える
次に、自分が普段使っているメイクの濃さや種類を考えることも大切です。
メイクは油性成分や水性成分、シリコン成分などによって異なりますが、一般的には油性成分は油性成分で落とす必要があります。
また、ウォータープルーフタイプやロングラスティングタイプなどは通常のクレンジングでは落ちにくい場合があります。自分が使っているメイクに合わせて、洗浄力や落ちやすさなどを確認してクレンジングを選ぶことが重要です。
まとめ
最後に、自分の好みや使用感を考えることも大切です。クレンジングは毎日使うものなので、自分が気持ちよく使えるものを選ぶことが重要です。
テクスチャーや香り、洗い上がりの感触などは人それぞれ好みがあります。また、使用感もクレンジングの種類によって異なります。
例えば、オイルタイプはスッキリとした洗い上がりが好きな人に向いていますが、クリームタイプはしっとりとした洗い上がりが好きな人に向いています。
自分が快適に使えるクレンジングを選ぶことで、毎日のスキンケアを楽しくできます。
以上、クレンジングの種類と特徴、選び方をご紹介しました。あなたの肌に合ったクレンジングを見つけて、美肌を目指しましょう!