義実家に泊まるのは避けられない場面も多いでしょう。
ピンチだと思っている人もいますが、これをチャンスに変えて義実家と仲良くなる方法をお教えします。
義実家に泊まる時には、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?事前に知っておくべきポイントやマナーをご紹介します。
トラブルを防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
義実家に泊まるシチュエーションはどんなとき?
義実家に泊まることになるのは、主に以下のようなときです。
お正月や帰省
義実家に泊まるシチュエーションの中で一番多いのは、お正月や帰省のときです。
孫の顔を見たいと思っている義理の両親は多く、年に数回は帰省することが期待されます。お正月は休みが取りやすいので、帰省するには最適です。
仕事が忙しくてお正月に帰れない場合でも、別の日に帰省するように求められることもあります。
帰省を断ることはできませんし、義実家との仲を良くするためにも、帰省は大切な機会です。
結婚式やお葬式
結婚式やお葬式が義実家の近くで行われる場合、そのまま義実家に泊まることも考えられます。
親戚の結婚式なら事前に知らされることが多いですが、お葬式は突然起こることもあります。そのため、急な義実家へのお泊りも覚悟しておく必要があります。
結婚式やお葬式では、家族全員の礼服を準備し、泊まっている間もきちんと管理しなければなりません。
また、義実家の手伝いや挨拶回りなども必要になります。帰省よりも負担が大きいシチュエーションだと言えるでしょう。
義実家でのお泊りに不安はありませんか?
会話
義実家でのお泊りでは、義父母との会話が大事です。夫が話し下手なら、妻が会話を盛り上げなければなりません。
義父母とは年代が違いますから、話題に気を使う必要があります。義父母の趣味や好きなことが分かっていれば、それについて少し調べておくといいでしょう。
会話では、相手の話に興味を持って相槌を打つことが重要ですが、それだけでは物足りないこともあります。
自分の家庭での面白い話や楽しかった思い出などを話して、相手に笑顔になってもらいましょう。
家事の手伝い
義実家で泊まるときは、家事を手伝う姿勢が必要です。何か出来ることがあれば積極的に行動すると評価されます。
ただし、料理などは義母のやり方があるかもしれません。勝手にやってしまうと不快に思われるかもしれませんから、義母の反応を見て手伝えることを探してみましょう。
「何かお手伝いできることはありませんか」と聞くだけでも印象が変わります。
家事の手伝いを断られたとしても、何かあったらすぐに手伝えるように義父母の様子に気を配ることが大切です。
義実家へのお泊りは手土産が大切です
手土産
義実家へのお泊りでは、手土産を持っていくことがマナーです。急な帰省でも、駅などで手土産を買って、義実家に着いたらすぐに渡しましょう。手土産を渡すと、義実家との会話が弾みますし、仲良くなるきっかけにもなります。
手土産は食べ物や洗剤などがおすすめです。これらは使い切れるものなので、邪魔にならないでしょう。食べ物は地元の名物があれば、話のネタにもなりますが、好き嫌いがあるものは避けましょう。
洗剤は食べ物以外で考えられる手土産ですが、義母に好きなメーカーがあるかもしれません。その場合は、夫に聞いておくといいでしょう。お菓子や洗剤なら3000円から5000円くらいで済みます。高すぎると贅沢だと思われてしまうかもしれませんから、気を付けましょう。
親類やご近所にも
結婚式やお葬式などで親類が来るときは、親類用の手土産も用意しましょう。親類には義実家ほど気を使わなくても大丈夫です。小さく分けられた和菓子などが便利です。
近所と仲がいい義実家なら、ご近所さんにも手土産を配ると喜ばれるかもしれません。義実家に帰省すると子どもがうるさかったりして近所に迷惑をかけることもありますから、手土産で気遣いを見せるとトラブルを防げます。
義実家に泊まるときのおすすめ手土産3選
お菓子を持っていく
お菓子は手土産として間違いないでしょう。長く保存できるので、すぐに食べなくても大丈夫です。また、好き嫌いが少ないという点も魅力です。
和菓子なら老若男女問わず受け入れられやすいですが、義父母の年代に合わせて洋菓子や話題のお菓子などを選んでも良いでしょう。
個包装になっているお菓子は配りやすく、分けやすいので便利です。
お酒を持っていく
お酒はお菓子よりも長持ちし、甘い物が苦手な方にも喜ばれる可能性が高いです。義父母がお酒を飲むということが分かっていれば、お酒を選んでも問題ありません。
ただし、義父だけがお酒を飲むという場合には、お酒は控えた方が良いでしょう。
手土産は義父と義母の両方に気持ちを伝えるものですから、片方だけに合わせるのは失礼にあたります。
義父にお酒、義母に和菓子というように別々に渡すという方法もありますが、その場合には予算が高くなりすぎないように注意しましょう。
高級なお肉を持っていく
少しリスクがありますが、高級なお肉を持っていくと印象づけることができます。
親戚一同が集まるような時には、お菓子だけでは物足りないこともあります。そんな時に、高級なお肉を持っていくと目立ちます。
ただし、お肉は傷みやすいので注意が必要です。また、普段から高級なお肉を食べている家庭では、あまり感動しないかもしれません。
義実家に泊まるときに気をつけることは?
手伝いの申し出をする
義父母は何か手伝ってほしいと思っていても、それを素直に言ってくれないことがあります。そこで、自分から手伝いの申し出をすることが大切です。
実際に手伝ってもらえるかどうかは義父母の気持ち次第ですが、その気遣いがあるだけで印象はぐっと良くなります。
自分で勝手に色々とやってしまうと、逆に迷惑になってしまうこともあります。
だから、自分で決めて行動するのではなく、義父母に指示されたことだけをやって、邪魔にならないようにするのがベストです。
滞在費について夫と相談しておく
義実家で泊まるときには色々なお金がかかります。義実家が気を使って高級な食材で料理を作ってくれることもあります。
それらのお金をどう扱うのかを夫と相談しておくことが必要です。実際にお金を払うかどうかは義実家の判断に任せますが、自分たちもお金を出すつもりでいることが大事です。
義実家のおごりで美味しい食事をしてもらったら、必ず感謝の気持ちを伝え、子どもたちにもお礼を言わせるようにしましょう。
よく豪華な食事をしてもらっているなら、手土産の予算を多めにするということも考える必要があります。義実家とのお金の話は妻がするのは大変ですから、夫にきちんと話をしておいてもらうことも重要です。
まとめ
義実家に泊まるときには妻だけが頑張ってしまうことが多いですが、実は夫と協力することで色々な問題を解決できることがあります。
一人で抱え込まないで、夫にも積極的に協力してもらうようにしましょう。
義実家と仲良くしておくことは夫婦だけでなく、子どもたちにとっても大きな利点があることです。