夫婦仲は良好だと思っていても、寝るときに不快感を感じることはありませんか？
寝室の温度や明るさ、寝相やいびきなど、生活習慣の違いが原因で、夫婦間にストレスが溜まってしまうこともあります。
そんなとき、夫婦別室で寝ることを考えたことはありませんか？夫婦別室で寝ることにはメリットもデメリットもあります。今回は、夫婦同室でのよくある悩みや夫婦別室で寝る効果について紹介します。
夫婦同室のよくある悩み
パートナーのいびきがうるさくて眠れない
夫婦仲が良くても、寝るときに気になることはありませんか？パートナーのいびきがうるさくて眠れない、パートナーが夜中に帰ってきて目が覚めるなど、寝室でのストレスは夫婦間にも影響します。
いびきは、年齢や体重などによって変化することもあります。パートナーに言いにくいと思っても、放っておくと睡眠不足になってしまいます。健康のためにも、早めに対策を考えましょう。
帰宅時間が違う場合は、寝る前に連絡を取り合うことが大切です。パートナーが帰ってきたときに静かにするようにお願いしたり、自分が寝るときに耳栓をしたりすることで、ストレスを軽減することができます。
パートナーの帰宅が遅くて目が覚める
夫婦の生活スタイルが合わない家庭が増えています。食べる時間や寝る時間などがバラバラで、生活のペースが合わなくてイライラすることもあります。
特に、パートナーが遅くまで働いているときは、家に帰ってくる音で眠りが妨げられることもあるでしょう。よく眠っていたのに、同じ部屋だから起きてしまって、その後眠れなくなってしまう人も少なくないです。
夫婦が別室で寝るメリットは？
良い睡眠をとることができる
夫婦が別々の部屋で眠ることで、相手の生活リズムに合わせる必要がなくなります。自分の望む時間に眠ることができるので、睡眠の質が向上し、翌日のやる気も高まるでしょう。
良い睡眠をとることで、心にも余裕を持つことができます。また、寝る前に自分だけの時間を楽しむことができるため、自分自身と対話する時間が増えたり自己啓発への時間に使えます。
自分の快適な温度で眠ることができる
夫婦が別の部屋で眠ることで、寝室の環境にストレスを感じることが減ります。例えば、部屋の温度を自分の好みに調整でき、自分の快適な温度で眠ることができます。
人それぞれに感じ方は違うので、暑いのが苦手な人や寒いのが苦手な人でも自分の気持ち良い温度で眠れ、眠りにくかったり途中で目が覚めたりすることも少なくなるでしょう。
また、温度だけでなく部屋の明るさや音の環境なども自分に合わせられるので、お互いに不快に思うことなく眠ることができます。
夜に子どもとじっくり向き合える
夫婦が別々の部屋で眠ることで、子どもが夜泣きしたときも自分と子どものペースで対処できます。特に、子どもが小さければ小さいほど起きる回数も多くなるので、パートナーに迷惑をかけないようにしようとして、心にゆとりがなくなることもあるでしょう。
また、同じ部屋だと子どもの扱い方について、お互いに不満が出ることもあります。別の部屋だとパートナーが早起きの仕事だからと、焦ったりイライラしたりすることが減るでしょう。また、夜に子どもとじっくり向き合いたい人にも向いています。
夫婦が別室で寝るデメリットは？
夫婦の仲にもひびが入りやすくなる
別の部屋で眠ることで、一人の時間が増えますが、夫婦で話す時間が少なくなります。話し合いが足りないと、相手のことを理解できなくなったり、愛情が薄れていくこともあります。
その結果夫婦関係が悪化し、離婚に至ることもあるでしょう。別室にすることでお互いに他人みたいになってしまい、夫婦の仲にもひびが入りやすくなるので、気をつける必要があります。
パートナーの異変に気付きにくい
別の部屋で眠ることで、夫婦のコミュニケーションやスキンシップが減ってしまうだけでなく、相手の様子にも気づきにくくなります。そのため、パートナーが落ち込んでいる時や体に不調がある時も見逃してしまい、相手の体や心に深刻な影響が出てしまうこともあります。
相手の様子に気づけなかったことで、後で悔やむこともあるでしょう。また、パートナーの気持ちが分からなくてすれ違いが多くなることも考えられます。長く幸せな結婚生活を送るためにも、パートナーの変化には敏感になっておくことは重要なことです。
同室でも快適な寝室を作るポイント3選
空間を広めにとる
同室で快適に眠るためには、空間を広く使うことがポイントです。狭いスペースで寝ると、自分の寝返りや相手のいびきなどが気になってしまい、眠りが浅くなったりイライラしたりすることがあります。
そこで、布団やベッドのサイズを大きめにすることで、二人でも十分な寝心地の良い場所を確保しましょう。例えば、シングルサイズの布団やベッドを使っている場合は、ダブルサイズやキングサイズに変えてみるといいです。そうすれば、二人の距離感も調整しやすくなり、リラックスしてぐっすり眠れます。普段から寝る場所が窮屈だと感じている方は、ぜひ試してみてください。
棚などで空間を仕切る
部屋が狭くて大きなベッドを置くことができない場合でも、個人のスペースを確保することで快適に眠ることができます。同室でも棚やカーテンなどで仕切ることによって、お互いのプライベート空間を作りましょう。
これには、以下のような効果があります。
- パートナーの寝息や動きなどが気にならず、深い眠りにつきやすくなります。
- 自分の好きな本や音楽などを楽しむことができ、リラックス効果が高まります。
- 夫婦の時間も大切にでき、仲良くなれます。
同じ部屋にいるからこそ、パートナーと絶妙な距離感を保つことが大切です。自分だけの時間をゆっくり過ごすことで、ストレスを解消しましょう。
シングルベッドを2台用意する
同室にいながらお互いが快適に寝るために、シングルベッドを2台設置する方法もあります。この方法のメリットは、以下のようなものがあります。
- 同じ部屋にお互いのベッドがあることで、パートナーとのコミュニケーションを取りやすくなります。夜に話したり、朝に挨拶したりすることで、夫婦の仲を深めることができます。
- 自分好みの睡眠環境で寝ることができます。自分に合う寝具や枕を選ぶことで、快適さを高めることができます。また、温度や湿度なども自分の好みに調整することができます。
- ストレスを感じることなく快適に過ごせます。パートナーの寝相やいびきなどが気にならなくなります。また、自分のペースで寝たり起きたりすることができます。
この方法のデメリットは、以下のようなものがあります。
- 部屋が狭くなる可能性があります。シングルベッドを2台設置すると、部屋のスペースが減ってしまうことがあります。その場合は、収納やレイアウトなどを工夫する必要があります。
- パートナーとのスキンシップが減る可能性があります。シングルベッドでは、パートナーと抱き合ったり触れ合ったりすることが難しくなることがあります。その場合は、日中や寝る前などにスキンシップを意識的に取る必要があります。
シングルベッドを2台設置する方法は、お互いの快適さや健康を重視する場合におすすめです。しかし、部屋の広さやパートナーとの距離感も考慮する必要があります。自分たちに合った方法を選ぶことで、同室でも快適に眠れるようにしましょう。
夫婦別室でも円満に過ごすポイント3選
普段からコミュニケーションを取る
夫婦別室を選んだ場合でも円満に過ごすためには、普段からコミュニケーションを取ることが大切です。長年過ごしていると、お互いに気遣いや感謝の気持ちを忘れたり、会話が減ってしまうことがあります。
その結果、夫婦の仲が冷めたりすれ違いが起きたりするリスクが高まってしまいます。いつまでも夫婦として仲良く過ごすためにも、同室別室に関係なく、以下のようなコミュニケーションを心がけましょう。
- 朝は必ず挨拶をしましょう。一日の始まりにパートナーと声をかけ合うことで、気持ちよく一日をスタートできます。また、夜はおやすみの言葉を伝えましょう。一日の終わりにパートナーと感謝の気持ちを伝えることで、安心して眠れます。
- 日中はメールや電話で連絡を取りましょう。仕事や家事などで忙しくても、パートナーの様子や気持ちを聞いたり伝えたりすることで、距離感を縮めることができます。また、予定や帰宅時間などもお互いに知らせ合いましょう。そうすれば、不安や不満が溜まらなくなります。
- 週末や休日は一緒に過ごしましょう。平日は別々に寝ているからこそ、週末や休日は一緒に楽しい時間を過ごすことが大切です。例えば、外食や映画鑑賞などのデートをしたり、家で料理や掃除などの家事を分担したりすることで、夫婦の絆を深めることができます。
夫婦別室は、睡眠の質や健康を向上させる効果がありますが、コミュニケーションが不足すると逆効果になる可能性もあります。同室別室にかかわらず、普段から意識してコミュニケーションを取ることで、夫婦関係を良好に保ちましょう。
たまには夫婦二人だけの時間をとる
子どもが小さいとなかなか二人で外出する機会も減ってしまうことがあります。家族でお出かけするのも楽しいですが、たまには二人だけで好きなことをしてみることで、夫婦の仲をより良くすることができます。
外出する方法は、以下のようなものがあります。
- 付き合っていた頃や新婚当初の思い出の場所に行ってみましょう。例えば、初めてデートしたレストランや結婚式を挙げた教会などです。そこで昔の気持ちを思い出したり、写真を撮ったりすることで、感謝の気持ちや愛情が溢れてきます。
- 新しい場所や新しいことを体験してみましょう。例えば、近くの温泉や美術館に行ったり、陶芸やダンスなどの教室に参加したりすることです。そこで新しい発見や感動を共有したり、楽しみ方を教え合ったりすることで、仲がより深くなります。
外出する頻度は、月に一回程度がおすすめです。子どもの世話や仕事などで忙しくても、一日だけでも二人だけの時間を作ることが大切です。そのためには、事前に予定を決めたり、子どもの預かり先を探したりする必要があります。
夫婦でたまには外出することは、睡眠以外にも夫婦関係に良い影響を与えることが研究でも示されています 。同室別室にかかわらず、普段から意識して二人だけの時間を作ることで、夫婦関係を良好に保ちましょう。
挨拶や感謝の気持ちを伝える
夫婦として長く過ごしていると、相手の存在に安心感を持つことができますが、同時に相手のことを当たり前に感じることも増えてしまうことがあります。その結果、言わなくても分かってくれるだろうと、挨拶や感謝の気持ちを伝えることを怠ってしまうことがあります。
しかし、挨拶や感謝の気持ちを伝えることは、夫婦関係にとって非常に重要なことです。挨拶や感謝の気持ちを伝えることには、以下のような効果があります。
- 相手に尊敬や愛情を示すことができます。挨拶や感謝の言葉は、相手に対する敬意や愛情を表現する最も簡単で効果的な方法です。相手に尊敬や愛情を示すことで、相手も自分に尊敬や愛情を示してくれるようになります。
- 相手とのコミュニケーションを促進することができます。挨拶や感謝の言葉は、会話のきっかけにもなります。挨拶や感謝の言葉を交わすことで、相手の様子や気持ちを知ることができます。また、相手の話に耳を傾けたり、自分の話をしたりすることで、相手との信頼関係を築くことができます。
- 相手との仲を良くすることができます。挨拶や感謝の言葉は、相手に対するポジティブな気持ちを生み出します。ポジティブな気持ちが生まれると、相手に対する好意や親近感が高まります。また、ポジティブな気持ちが続くと、相手に対する不満や違和感が減っていきます。
挨拶や感謝の気持ちを伝えることは、夫婦関係に良い影響を与えるだけでなく、自分自身の心理的な健康にも良い影響を与えることが研究でも示されています 。同室別室にかかわらず、普段から意識して挨拶や感謝の気持ちを伝えることで、夫婦関係を良好に保ちましょう。
まとめ
長く一緒にいても、夫婦はお互いの感情を大切にしないと、愛が薄れたり関係が悪化したりする可能性があります。
一緒に寝ることが仲良くするための条件だと思わないで、二人にとって最適な環境を話し合って、それぞれが快適に眠れる方法を選びましょう。
自分たちにぴったりの生活環境や、コミュニケーションを意識することで、ずっと仲良く暮らすことができます。
