結婚式の招待状に返事をするときは、相手との関係に合わせて文体を変える必要があります。
相手が、学校の友達や趣味の仲間、仕事で仲のいい同じ立場の人などの気心の知れた人であれば、返事はカジュアルな言葉で書いても大丈夫です。
逆に、仕事で上に立つ人や尊敬する人などに使うような丁寧な文章だと気を使わせてしまうかもしれません。
でも、「親しくても礼儀は忘れない」というように、最低限のマナーはしっかりと覚えておいてメッセージを書くことが大切です。
ここでは、結婚式の招待状に返事をするときに友達に書く文例について、詳しく説明したいと思います。
友人の結婚式招待状に返事するときのマナーは？
結婚式の招待状の友人への返信メッセージは、仕事の上司や先輩などに送るような丁寧なものにすると、逆につまらない印象を与えてしまいます。
だから、カジュアルな言葉で書いたほうが、相手にとっても嬉しい印象を与えることができると思います。
仲のいい間柄ならなおさら、カジュアルな言葉は使いやすくなるので、相手が笑ってしまうような面白いメッセージを入れることもできます。
今回は、どんな関係の友人や同僚などにそのまま使える返信メッセージの文例を中心に紹介したいと思います。
友人の結婚式招待状の返信のマナー
さらに、結婚式の招待状の返信メッセージを書くときは、気をつけるべきことがいくつかあります。
気をつけるべきことについては、以下のようなものです。
【招待状の書き方のマナー】
- 筆ペンで書くこと
- 「、」や「。」などの句読点は使わないこと
- 「忌み言葉」を使わないこと
【招待状の返送のマナー】
- 出席する場合は、招待状が届いてから1週間以内に返送する
- 出席しない場合は、招待状が届いてから1週間ぐらいの時間を空けてから返送する
友人からもらった結婚式の招待状だから、返送先が二人の住んでいるところなどだったら、マナーに間違いがあっても許してくれるかもしれません。
でも、返送先がどちらかの実家だったら、ご両親が先に返信ハガキを見る可能性も高いです。
そのときに、「常識がない人を招待してるのか」という印象を持たれてしまったら、招待した側の印象も悪くなりますよね。
相手の印象を落とさないようにするためにも、前もって結婚式の招待状の返信の書き方などのマナーはちゃんと覚えておくことが大切です。
さらに、返送のマナーについてもちゃんと把握していないと、招待した側の結婚式の準備に影響して困らせてしまうので、気を付けましょう。
友人の結婚式出席・欠席の返信のマナー
結婚式の招待状の返信メッセージは、返信ハガキの裏側（メッセージ側）に書きます。
裏側（メッセージ側）に書くときのマナーについては、以下の手順に沿って書くようにしましょう。
【出席する場合】
- 「ご出席」の「ご」と「ご欠席」を二重線で消して、出席に〇をする
【出席しない場合】
- 「ご欠席」の「ご」と「ご出席」を二重線で消して、欠席に〇をする
- 「ご芳名」の「ご芳」を二重線で消す
- 「ご住所」の「ご」を二重線で消す
出席する場合には、出席に〇をしたあと、出席の言葉につなげるように、「喜んで（出席）いたします」といったメッセージを付け加えるようにします。
出席しない場合には、欠席に〇をしたあと、欠席の言葉につなげるように、「残念ですが（欠席）いたします」といったメッセージを付け加えるようにします。
さらに、「ご芳名」と「ご住所」について二重線で消したあとは、名前、住所、電話番号などの各項目をそれぞれ書き込みます。
友人への返信メッセージを書く時のポイントは？
友人からもらった結婚式の招待状の返信メッセージを書くときは、親戚への返信メッセージよりも、カジュアルな言葉で書いても大丈夫です。
特に、仲のいい間柄の友人なら、返信メッセージにも少しのフランクさがないと、相手もさびしく思ってしまいます。
ほどほどに「♪」や「♡」などの記号を使って、お祝いしたい気持ちを伝えましょう。
また、友人だけでなく、仲の良い同僚などの場合も同じです。
あまり話したことのない同僚から結婚式の招待状が来た場合には、あまりカジュアルすぎると逆に印象が悪くなってしまうので、マナーを守って書くようにしましょう。
友人への返信メッセージの文例を紹介
結婚式の招待状に対して、友人への返信メッセージの文例を紹介します。
- 出席する場合の返信メッセージの文例
- 挙式だけに出席する場合の返信メッセージの文例
- 披露宴だけに出席する場合の返信メッセージの文例
- 出席しない場合の返信メッセージの文例
それでは、それぞれの場合の返信メッセージの文例について、詳しく説明しましょう。
出席する場合の返信メッセージの文例
出席する場合に使える返信メッセージの文例をご紹介します。
〇〇ちゃん結婚おめでとう♪ 二人が結婚するって知ってすごくうれしい！ 何かお手伝いできることがあったらいつでも言ってね
ご結婚おめでとうございます！ こんなに素敵な奥様と結婚されるなんてうらやましいです 当日は二人の幸せそうな姿を見るのが待ち遠しいです
結婚おめでとう！！ この報告をずっと楽しみにしていました♡ 結婚式では最高に幸せな二人の姿を見に行きますね
このたびはお誘いいただいてありがとう！ 待ちに待った結婚報告が聞けてすごくうれしいです♪ 二人の幸せそうな姿が見られるのを楽しみにしています
〇〇くん結婚おめでとう！ 二人に負けないように僕も早く追いつきます！ 当日を本当に楽しみにしています
ご結婚おめでとうございます！ 式に向けて忙しいと思いますが お身体にはお気をつけくださいね 結婚式の日を楽しみにしています♡
挙式のみに出席する場合の返信メッセージの文例
挙式のみに出席する場合の返信メッセージの文例は、以下の通りです。
ご結婚おめでとうございます！ 用事により披露宴は出席できませんが 挙式にはぜひお邪魔させていただきたいと思います 披露宴に参加できないのは残念ですが 後日改めてお祝いさせてくださいね
このたびはお誘いいただいてありがとう！ 色々な事情で披露宴まではいることができませんが 挙式にはぜひ参加させてください お二人の幸せそうな姿を本当に楽しみにしています
披露宴のみに出席する場合の返信メッセージの文例
披露宴のみに出席する場合の返信メッセージの文例は、以下の通りです。
ご結婚おめでとうございます！ 用事により挙式には出席できませんが 披露宴からはぜひお邪魔させていただきたいと思います 当日を本当に楽しみにしています
このたびはお誘いいただいてありがとう！ 色々な事情で挙式には遅れますが 披露宴からはぜひ参加させてください お二人に会えるのを楽しみにしています
披露宴のみに欠席する場合の返信メッセージの文例
欠席する場合に使える返信メッセージの文例は、以下の通りです。
ご結婚おめでとうございます！ お誘いいただいてとてもうれしいのですが なかなか都合が合わず出席することができません 後日改めてお祝いさせてくださいね
このたびはお誘いいただいてありがとう ご結婚おめでとうございます 本当に残念ですが色々な事情により出席できません お二人の幸せを祈っています
友人だからといっても、「ご結婚おめでとうございます！ すみません、用事で出席できません！ また今度改めてお祝いさせてくださいね」などと手短に済ませてしまうのはダメです。
上記の文章でもお祝いしたいと言ってはいますが、結婚式に出席することができないことに対しての気持ちはあまり伝わりませんよね。
出席できないことに対するお詫びの気持ちと、心からお祝いしているという気持ちを伝えるためにも、心を込めて、丁寧に返信メッセージを書くようにしましょう。
友人への返信メッセージは素直な気持ちが伝わるものにしよう！
友人から結婚式の招待状が来た場合には、返信メッセージには本心の気持ちを書いて返したいと思うものですよね。
会社の上司や先輩なら、丁寧な表現を使わなければいけませんが、仲のいい間柄の友人なら、かえってカジュアルな表現の方がお祝いの気持ちが直接伝わります。
自分の本心の気持ちを伝えるためにも、お祝いしたい気持ちを前に出したメッセージを書くことがおすすめです。
さらに、結婚式の招待状を返送する場合には、書き方や返信期限などのマナーをちゃんと把握しておくことが大切になります。
上記を参考に、相手に失礼のないように、お祝いしたい気持ちを伝えられるような返信メッセージを贈りましょう。
