結婚式では、ブーケトス以外にもブーケを使った演出があります。その一つが「ブーケプルズ」です。
ブーケプルズとは、花嫁のブーケを引き裂いて、幸せを分け合うという演出です。
ブーケトスと同じく、ブーケプルズでブーケの一部を手に入れた女性は幸運に恵まれると言われています。
ブーケプルズは、ブーケトスに比べて、参加者が多くなりやすく、盛り上がりやすいというメリットがあります。
また、花嫁の思い出に残るブーケを大切な人たちと共有できるという感動もあります。
この記事では、ブーケプルズの魅力や作り方、必要なものやコツなどを詳しくご紹介します。
ブーケトスとブーケプルズの違いやメリット・デメリットなども比較してみましょう。
ブーケトスとブーケプルズの違いってなに?
ブーケトスとブーケプルズは、どちらも花嫁の幸せを分かち合うという意味があります。
しかし、演出の仕方や参加者の感じ方には違いがあります。
ブーケトスとは? 花嫁が後ろを向いてブーケを投げる演出です。ブーケを受け取れた女性は次に結婚すると言われています。
ブーケプルズとは? 花嫁が持っているブーケにつながったリボンを女性たちが引く演出です。
当たりのリボンを引いた女性は花嫁からブーケの一部をもらえます。
ブーケトスとブーケプルズの違いは、以下のようになります。
- ブーケトスは、ブーケを投げる動作が必要なので、広いスペースが必要です。ブーケプルズは、リボンを引くだけなので、狭い会場でも可能です。
- ブーケトスは、ブーケを受け取る女性が一人だけなので、競争心が高まりやすく、盛り上がりやすいです。ブーケプルズは、ブーケをもらえる女性が複数人になるので、仲良く分け合う雰囲気になりやすいです。
- ブーケトスは、結婚式場によっては禁止されている場合があります。ブーケプルズは、そういう心配がありません。
どちらも素敵な演出ですが、自分の好みや会場の条件に合わせて選ぶと良いでしょう。
ブーケプルズに必要なものとは?
ブーケプルズに必要なものとは、
- ブーケ
- リボン
- チャーム
の3つになります。
それでは、ブーケプルズをするに当たって押さえておくべきことを紹介していきます。
ブーケプルズ用のブーケを用意する
結婚式で使ったブーケは、思い出に残したいものですよね。でも、ブーケトスやブーケプルズの演出にも使いたいと思うなら、別のブーケを準備する必要があります。
演出用のブーケは、結婚式で持ったブーケと同じように大きくて重いと、投げたり引いたりするのが大変です。
だから、演出用のブーケは、小さくて軽いものを選ぶと良いでしょう。
ブーケプルズの場合は、当たりのリボンを引いた人だけでなく、ハズレの人にも小さなブーケをプレゼントすると、みんなが喜びますよ。
参加者の人数分だけ用意すると、誰も悲しまなくて済みます。
造花で作ったブーケなら、お金もかからないし、重さも気にならないし、持ち運びも楽です。
造花のブーケは、色や形も豊富にあるので、自分の好みに合わせて選べますよ。
ブーケプルズにぴったりなリボン選び
ブーケプルズで使うリボンは、以下の点に注意して選ぶと良いでしょう。
ブーケプルズで使うリボンのポイント
- リボンの幅は2~3cmがベスト
- リボンの長さは2mが理想(参加者が少ない場合やスペースが狭い場合は1.5mでも可)
- リボンの色は無地がおすすめ
ブーケプルズのリボンには、特に決まったルールはありませんが、幅が2~3cmのものなら、絡まりにくくて扱いやすいですし、見た目もスッキリします。
長さは、写真を撮るときにもバランスが取れるように、参加者が適度に離れられる2mくらいが良いです。
もし、参加者が少なかったり、会場が狭かったりするなら、1.5mでも大丈夫です。
色は、結婚式のテーマカラーに合わせると統一感が出ますが、無地のものを選ぶとシンプルで上品な印象になります。
もちろん、色とりどりのリボンを使っても楽しくて華やかな演出になりますよ。
リボンにチャームを付け加えると、さらに可愛くなりますよ
ブーケプルズでブーケをもらえなかった人にも、リボンについたチャームを渡す花嫁さんが増えています。
チャームには、それぞれに意味があります。
チャームの意味
- リングのチャーム…永遠の愛、次の花嫁になる
- ハートのチャーム…愛
- 花のチャーム…恋が叶う
- 馬のてい鉄のチャーム…魔除け、幸運
- 鍵のチャーム…恋の扉が開く
このように、チャームは、花嫁さんから参加者のみなさんへの幸せのおすそわけです。
チャームは、形だけでなく、色や素材にもこだわって選ぶと良いでしょう。
例えば、赤いハートのチャームは、情熱的な愛を表します。白い花のチャームは、純真な恋を表します。金色の鍵のチャームは、豊かな恋を表します。
さまざまな種類のチャームがありますが、自分の好きなものや似合うものを選んでください。
ブーケプルズのやり方とは?
ブーケプルズのやり方は以下の通りです。
- 参加者は司会者の呼びかけで、花嫁の周りに並ぶ 花嫁が持っているリボンの中から、自分の好きなリボンを選んで持つ
- 司会者の合図で、みんなでリボンを一気に引っ張る
- ブーケがついているリボンを引いた参加者が、花嫁に感想を伝える
- 花嫁がブーケをプレゼントする
ブーケプルズは、ブーケが誰の手に渡るかが分からないので、ドキドキしながらリボンを引くことができるのが楽しいですね。
ブーケプルズを成功させるコツは?
ブーケプルズを成功させるためのポイントとは以下の通りです。
- 参加者の人数に合わせてリボンやブーケを準備する
- リボンがほどけないようにしっかりと結ぶ
- 他のゲストにも見やすく楽しめるようにする
それでは一つずつ説明していきましょう。
参加者の人数に合わせてリボンやブーケを準備する
ブーケプルズでは、参加者の人数と同じだけのリボンが必要です。
また、ブーケは一つだけでなく、参加者全員に配ることができるように小さく分けられたものが良いでしょう。
参加者の人数は、事前に招待状や連絡先で確認しておくと良いです。
もし、当日に参加者が増えたり減ったりした場合は、リボンの数を調整する必要があります。
リボンがほどけないようにしっかりと結ぶ
ブーケプルズでは、花嫁が持っているブーケにリボンがつながっています。
そのリボンを参加者が引っ張って、ブーケをもらえるかどうかを決めます。
そのため、リボンがブーケから外れたり、他のリボンと絡まったりしないように注意する必要があります。
リボンは、ブーケの茎部分にしっかりと結んだり、糸や針金で固定したりすると良いでしょう。
また、リボンは幅が広めのものを選ぶと、絡みにくくなります。
他のゲストにも見やすく楽しめるようにする
ブーケプルズは、花嫁と参加者だけでなく、他のゲストにも楽しんでもらいたい演出です。
しかし、ブーケプルズは距離が近くなるため、他のゲストからは見えにくいことがあります。
そこで、他のゲストにも見やすく楽しめるようにする工夫が必要です。
例えば、ブーケプルズを行う場所を高台やステージなどにすると、視界が良くなります。
また、司会者や仕切り役の人が進行や状況を分かりやすく説明すると、盛り上がりやすくなります。
しっかり準備して、ブーケプルズを成功させよう!
ブーケプルズは、屋外や屋内など、どこでもできる演出です。
でも、ブーケプルズを成功させるためにはブーケトスと同じように、事前の準備が大切です。
準備が不十分だと、リボンがぐちゃぐちゃになったり、参加者が多すぎたり少なすぎたりすることがあります。
ブーケプルズは、「幸せのおすそわけ」をする演出なのに、失敗してしまうと残念ですよね。
花嫁さんの幸せを招待客のみなさんにしっかりと伝えるためにも、事前準備をしっかりとしてブーケプルズを成功させましょう。