同棲の挨拶は、パートナーの両親に自分の存在を認めてもらうための大切な機会です。しかし、どんな言葉をかければ良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。
同棲の挨拶では、自分とパートナーの関係や将来のビジョンを伝えることができると、両親に安心感を与えることができます。
また、同棲の挨拶は、パートナーの両親に信頼されるためのチャンスでもあります。
両親に好感を持ってもらうためには、社会人としての礼儀や敬語を使うことが大切です。
ここでは、同棲の挨拶で使えるセリフの例をご紹介します。
同棲の挨拶で気をつけるべきマナーとは？
同棲の挨拶では、パートナーの両親に自分とパートナーの関係や同棲の意思を伝えることが目的です。
そのため、パートナーの実家に訪れる際には、以下のような流れで挨拶をすることが望ましいです。
- 玄関で両親に挨拶をし、名前を名乗る
- 居間に通されたら、自分の職業や趣味などを話す
- 両親との会話を楽しみながら、手土産を渡す
- タイミングを見て、同棲について話題を振る
このような流れであれば、自分の人柄やパートナーとの関係性を両親に知ってもらうことができます。
同棲の挨拶では、両親に信頼感や安心感を与えることが大切です。
そのためには、以下のようなマナーを守ることが必要です。
- 明るく元気な声で話す
- 敬語や言葉遣いに気を付ける
- 礼儀や作法を心得る
- 笑顔や目線を意識する
同棲の挨拶は緊張するものですが、声が小さかったり、表情が暗かったりすると、不安や不満を感じさせてしまいます。
「この人は大丈夫なのか」「この人は本気なのか」という疑問を持たれてしまうと、同棲への反対や交際への不信感を招く可能性があります。
そのため、笑顔や目線で両親とコミュニケーションを取ることができるように、事前に練習しておくことがおすすめです。
また、練習する際には、敬語や言葉遣いにも注意しましょう。
同棲の挨拶でNGワードはこれだ！
パートナーの名前を呼び捨てにする
挨拶の時には、パートナーのことを名前だけで呼んだり、愛称で呼んだりすることは避けましょう。
パートナーの両親に挨拶をするという場面では、敬語や作法が必要です。
そのため、パートナーのことは「〇〇くん」または「〇〇さん」と呼ぶことが望ましいです。
同棲という言葉は繰り返さない
注意したいのが、「同棲」という言葉です。
昔と比べて、「同棲」という言葉に対する抵抗感は減ってきましたが、まだまだ良くないイメージを持っている人もいます。
そのため、「同棲」という言葉を繰り返すと、不真面目な印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、「同棲」という言葉を使わずに、「一緒に住む」などの言い方に変えて伝えることがおすすめです。
お義父さん、お義母さんは初対面ではダメ
気を付けたいのが、「お義父さん」「お義母さん」と呼ぶことです。
初対面の人に「お義父さん」「お義母さん」と呼ばれることに違和感を感じる人もいます。
そのため、パートナーのお父さん、お母さんのことは「〇〇くん／〇〇さんのご両親」「お二方」と言うことが望ましいです。
同棲の挨拶で役立つセリフとは？
まず、どちらの両親に先に挨拶に行くべきかという問題ですが、彼女の両親に先に挨拶に行くのが一般的です。
それでは、彼氏または彼女の実家に挨拶に行く場合のセリフについて、順番に見ていきましょう。
彼女の家に挨拶に伺う場合のセリフ
改めて、本日はお忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございます。
〇〇さんとの交際も〇年になりましたが、この度、結婚を目指して一緒に住みたいと思っています。
結婚式は入籍と同時に行いたいので、それまでに一緒に住んで、結婚の準備をしたいと思っています。
〇〇さんと一緒に住むことを認めていただけないでしょうか。
彼女の実家に挨拶に行く場合には、男性の方が本題を話します。
彼氏が本題を話して認めてもらうことを頼んだ場合には、彼女の方も「結婚に向けて、一緒に住んで準備していきたいです。よろしくお願いします。」と言うと良いでしょう。
彼氏の家に挨拶に伺う場合のセリフ
改めて、〇〇くんと交際しております、〇〇と申します。
先日、〇〇くんが私のご両親に挨拶に行ってくれて、私のご両親からの了承をいただきました。
一緒に住むことを認めていただけないでしょうか。
彼氏の実家に挨拶に行く場合には、男性の方が、女性の自己紹介・同棲を希望する気持ちを話します。
その後で、彼女の方がもう一度自己紹介をし、自分のご両親からも一緒に住むことに了承を得ていることを伝えましょう。
女性側のご両親が了承していることを話すと、納得してもらいやすくなります。
同棲の挨拶の時に予想される質問は？返答方法は？
馴れ初めは？
出会いのきっかけについては、以下のような場合が多いでしょう。
- 学校での同級生
- 先輩
- 後輩
- 仕事での上司
- 同僚
- 部下
- 趣味のサークルでの出会い
- 合コンや婚活での出会い
- 知り合い
- 友達からの紹介
出会いのきっかけについては、上記のようなものを答えれば、問題ないでしょう。
しかし、Twitter、InstagramなどのSNSでの出会いである場合には、あまり好ましく思われないこともあります。
ゲームなどが趣味で出会った場合などには、同じ趣味を持った友達から紹介されたというように話しておくと良いでしょう。
交際期間は？
二人の交際期間は、同棲を認めるかどうかの大切な判断基準になります。
交際期間については、付き合い始めた期間を正直に話すだけで良いです。
ただし、交際期間がとても短いと、パートナーの両親に、長続きしないのではという心配をさせてしまう可能性があります。
できれば、1年以上の交際期間があった方が、同棲を了承してもらいやすいでしょう。
なぜ同棲なのか？
同棲の挨拶では、必ずと言っていいほど、「なぜ同棲なのか？」ということを聞かれます。
同棲の挨拶に来るということは、結婚を目指しているということだと思われても不思議ではありません。
そのため、なぜ結婚せずに、同棲するのかという理由をはっきりと話せるようにしておきましょう。
答え方としては、「結婚を目標にして、〇〇くん／〇〇さんと一緒に住みたいと思っています」と言うと良いでしょう。
いつ結婚するのか？
「結婚を目標にして」「結婚を意識して」という言葉を使うと、同棲を認めてもらいやすいのは確かです。
しかし、それを言うと、次に気になるのが「いつ結婚するのか」ということですよね。
結婚する時期が決まっている場合と、決まっていない場合について、それぞれの答え方をご紹介します。
時期が決まっている場合
（いつまで）に結婚する予定です。結婚式は入籍と同時に行いたいので、それまでに一緒に住んで、結婚の準備をしたいと思っています。
時期が決まっていない場合
結婚を目指しています。今は、お互いに仕事が忙しくて、結婚に向けて二人で貯金をして、タイミングが来たら入籍したいと思っています。
上記のように、具体的な時期と理由を話すようにすると、納得感が増します。
これはあくまでも一例ですので、事前にどのように話せば了承してもらえるかどうかを二人で相談して決めておきましょう。
どこに住むのか？
同棲の挨拶では、パートナーの両親に同棲を認めてもらうことが目的なので、同棲する住居を決める前に、挨拶に行くのが基本です。
そのため、住居について聞かれた場合には、どの辺りに住む予定なのかを話すと良いでしょう。
また、彼氏または彼女のどちらかの家に一緒に住む場合には、「〇〇くん／〇〇さんの家が広くて、そこに引っ越す予定です」と話すと良いでしょう。
同棲後の生活について
同棲後の生活については、社会人になったばかりの場合によく聞かれる質問です。
お互いに収入が安定していない状態だと、同棲をしても生活費の面で心配になるのが親心です。
答え方としては、「一人暮らしよりも二人暮らしの方が家賃なども抑えられるので、そのお金を貯金に回す予定です」と話すと良いでしょう。
また、「昇格を機に収入が増えましたので、二人で暮らしても問題のない経済力があります」とアピールするのも効果的です。
同棲の挨拶まとめ
同棲の挨拶では、服装などの見た目をきちんとする必要がありますよね。
第一印象が良いと思われれば、挨拶のマナーやセリフが良ければ、同棲を認めてもらえる可能性がぐんと高くなります。
そのため、上記を参考に、必要なマナーを覚えて、好感を持ってもらえるセリフを事前に用意して挨拶に行くようにしましょう。
また、同棲の挨拶で好印象を与えることができれば、パートナーの両親との交流も増やすことができるようになります。
パートナーの両親に信用してもらうためにも、良い関係を作れるように努めていきましょう。
