同棲すると、相手の生活習慣やお金の使い方など、価値観の違いがはっきりわかるようになります。
二人とも、相手の欠点も全て許せるなら問題ありませんが、そう簡単にいかないことも多いでしょう。
でも、同棲しているからといって、別れたくなったらどうやって話したらいいか、困ってしまいますよね。
同棲をやめるときには、別れの話をするタイミングと言い方に気をつけることがとても大切です。
この記事では、同棲中に別れの話をするタイミングと同棲をやめるときのコツなどについて、詳しく説明したいと思います。
同棲解消前に確認しておくべきこと
同棲中の恋人と別れることを決めるには、相当な勇気が必要ですよね。
でも、別れを告げる前に、本当に恋人と別れてもいいのか、自分の心をきちんと確かめておく必要があります。
自分の心を確かめるためにやるべきことは、以下の通りです。
チェック項目
- 恋人の悪いところばかりを見ていないか
- 恋人に対する感謝の心を忘れていないか
- 恋人の良いところを考慮した上でも別れたいと思うのか
- 恋人の話に耳を傾けることができていたか
- 不満に感じていることを恋人にちゃんと伝えていたかどうか
- 不満に感じていることについて、恋人と話し合うチャンスがあったか
上記の点を考慮した上で、やり直せるかもしれないと思ったのであれば、別れを告げるタイミングではありません。
なぜなら、本当に別れたい心が強くなっているのであれば、上記の点を見たところでやり直しは不可能だと思うからです。
特に、結婚を視野に入れていた恋人との同棲をやめるのは、すごく辛いと思います。
しかし、「もうだめだ」「我慢できない」と思っている心を無視して一緒にいても、お互いに苦しいだけです。
恋人の心を大切にすることも大事ですが、恋人のことを真面目に想うのであれば、何よりも、自分の心を大切にしてください。
恋人に別れを告げる前に、自分の心をきちんと確かめて、冷静に話ができるように決意を固めることが重要です。
同棲をやめるときに準備しておくべきことは？
同棲をやめた後の住まいなどについて、前もって考えておく
同棲をやめるのであれば、事前に決めておくべきなのが、次に住むところを確保することですよね。
同棲している家が相手の名前で借りているなら、自分が出ていくだけで済むので、ある意味では楽かもしれません。
でも、同棲している家が自分の名前で借りているなら、相手に家を出てもらうか、相手がそのまま住むなら、相手の名前に変更する必要があります。
この場合は、相手に別れを告げても、同棲をやめるまでに時間がかかるため、気持ち悪い思いをしながら一緒に暮らすことになります。
それを承知した上で、事前にできることはできるだけしておくと、別れ話もスムーズに進めることができます。
同棲をやめた後の生活費などに備えてお金を貯めておく
同棲をやめると、二人の暮らしは一変します。
新しい家を探すなら、家賃や敷金などの契約費用や、荷物を運ぶための引越し費用などが必要になります。
同棲を始めるときにかかった費用はどのくらいでしょうか？平均的な支払い額も、ケースによって違います。
実家に戻れる場合はいいですが、引越し業者に頼むとお金がかかります。
同棲を円満に解消するには、別れ話をする前に、十分な貯金をしておくことが大切です。
同棲している間に家の片付けや不要なものを処分しておく
同棲をやめるときには、荷物を移動させる必要があります。
自分が出ていくことになったら、別れ話をする前に、家をきれいにしたり、不要なものを捨てたりしておきましょう。
荷物を片付けていると、相手に「何をしてるの？」と聞かれたら、「断捨離の気分になったんだ！」と言うと、怪しまれなくてすみます。
貸したり借りたりしたものやお金は全部返したりもらったりしておく
同棲をやめるときにトラブルにならないように、同棲している間に借りたものやお金は全部返しておきましょう。
特に、お金の貸し借りは、同棲をやめた後に大きな問題になることが多いです。
別れてからも連絡しなくてはいけないという面倒くささを防ぐためにも、早めに返しておくことが大切です。
別れの話をするタイミングはいつがいい？
相手が「何か悩んでる？」「どうしたの？」と尋ねてきた時
同棲をやめたいと思うようになると、相手と普通に話すのも辛くなります。
会話も減ったり、話しても短くて冷たくなったり、そんな態度の変化は相手にも気づかれています。
毎日そんな状態が続くと、相手も不快になります。
だから、相手が「どうしたの？」「何か問題があるの？」と聞いてきたときが、別れ話をするのに良いタイミングだと言われています。
休みの前の日
ただ付き合っているだけでも、別れを言うのには勇気が必要です。
話すこともたくさんあって、心も傷つくので、お互いに冷静に話せるタイミングを見計らう必要があります。
翌日が休みの前の夜などなら、お互いに気持ちを落ち着けて、しっかりと話し合うことができるでしょう。
別れ話を確実にしたいと思うなら、相手に「今週末の夜に大事な話がある」と前もって言って予定を入れておくといいでしょう。
でも、「翌日に用事があるから」「翌日も仕事なんだ」と断られたら、無理しない方がいいです。
同棲をやめるときに気をつけることは？
自分の気持ちを正直に話す
同棲をやめるときには、まず、自分の気持ちを正直に相手に言うことです。
同棲をやめたいと思うまでには、いろいろなことで苦しみ、泣き、色んな人に話して、たくさんの時間と力を使ってきたと思います。
それを相手に理解してもらうためにも、自分がどうして同棲をやめるという選択をしたのかについて、しっかりと言うようにしましょう。
最後まで、冷静に、自分の気持ちを順番に丁寧に言うことが大切です。
同棲をやめたい理由を説明する
同棲をやめたいと言われると、やっぱり気になるのが理由ですよね。
お金の管理が上手くいってなかったり、家事の分担が不公平だったりと、理由はいろいろだと思います。
同棲をやめたいと思った理由についても、正直に相手に言うようにしましょう。
ここで、ごまかしてしまうと、相手はまだやり直せると思って話を続けてくるので、ずっと話がかみ合わなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、もうやり直すのは無理だということをしっかりと言うことが大切です。
でも、理由を言うときに、相手のことばかりを悪く言うのはダメです。
相手を攻めるのではなく、自分の気持ちを理解してもらうために、冷静に理由を言うようにしましょう。
相手に対して謝って感謝する
何回も言いますが、同棲をやめるときには、相手のことばかりを悪く言うのはダメです。
実際、同棲してから結婚したカップルはたくさんいます。
その人達は、相手にどんなに欠点があっても、それを許すことができるから、一緒にいるという選択をしたのです。
どうしても許せないという場合には、価値観の違いを許すことができないということになります。
そうすると、もう相手だけが悪いとは言えなくなりますよね。
相手を許すことができなかったことへの反省の気持ちと、今までのありがとうの気持ちはしっかりと言うようにしましょう。
自分の気持ちを正直に話して、スムーズに同棲をやめよう！
同棲をやめたいという選択は、とても大きな選択ですよね。
その選択をするまでには、かなりの時間と力を使ったと思います。
「この人とはもう無理だ」「やり直すのは難しい」と思ったのなら、その気持ちを隠して同棲生活を続けるのは良くないです。
相手のことを考えるのなら、同棲をやめたいと思った自分の気持ちと理由を正直に言うことが大切です。
相手との問題を防ぐためにも、上記を参考に、円満に同棲をやめましょう。
