同棲の生活費の払い方は、カップルによって違いますよね。
彼氏や彼女のどちらかが学生だと全額負担する人もいたり、社会人同士だと半分ずつにする人も多いのではないでしょうか?
同棲する前に、生活費の払い方について相談すると思いますが、実際に同棲してみると、負担割合に納得できないこともあると思います。
そんな時は、相手とのお金の考え方や価値観、生活スタイルの違いから、「もっと節約しろよ!」「なんでそんなに浪費できるの?」とイライラしてしまうこともあるでしょう。
そのようなトラブルを防ぐためには、お互いの収入状況に応じて、生活費の負担割合を決めることが大切です。
ここでは、同棲の生活費の負担割合について、詳しく説明していきたいと思います。
同棲の生活費の負担割合でトラブルは多い?
同棲の生活費の分担方法は、同棲する前にしっかり決めておくことが大切です。
生活費の分担方法を決めておかないと、誰がどの費用を払うのかが不明確ですよね。
生活費の管理方法がはっきりしていないと、生活費の管理ができずに支払いも面倒になるのが現状です。
そのため、同棲する前に生活費の分担方法を相談して決めておきましょう。
また、同棲の生活費の分担方法を事前に決めておいたとしても、同棲後にトラブルになることもあります。
特に、お互いの収入状況を考慮しない分担方法を決めていない場合には、分担割合に差が出るため、不満が出やすくなります。
その他にも、相手のお金の考え方や価値観、生活スタイルの違い等に不満が出ることもあります。
同棲後にこういった不満が出てきたとしても、お互いが納得できる生活費の分担方法について協議することが大切です。
同棲の生活費の分担方法を紹介!
同棲の生活費の分担方法って、どの費用がどれくらいの割合で払っているのかって意外と分かりませんよね。
以下の表は、総務省統計局が2020年に公表した統計データをもとに作成したものです。
割合 | 金額 | |
家賃 | 45% | 約12万円 |
食費 | 15% | 約4万円 |
水道光熱費 | 7% | 約2万円 |
交際費・娯楽費 | 15% | 約4万円 |
通信費 | 7% | 約2万円 |
その他 | 11% | 約3万円 |
生活費の分担方法については、どの費用を大事にするのかによっても分担割合は違います。
あくまでも参考の割合として、覚えておきましょう。
それでは、それぞれの分担割合について、詳しく説明していきましょう。
家賃
家賃の分担割合は、45%と生活費のほとんどを占めています。
住んでいる場所や部屋の広さや条件の良さなど、どこをこだわるかによって、払う費用はかなり違います。
ここを抑えたいと思っている場合には、築年数が古い物件を探すか、譲れない条件を事前に決めておくと良いでしょう。
食費
食費の分担割合は、15%と家賃に次いで、生活費の中で大きな割合を占めています。
食費は、節約次第でかなり減らせる費用になるため、分担割合は人によってかなり違うのが現状です。
外食が多い、高級な食材を選んで買っている等の場合には、食費は高くなる傾向にあります。
水道光熱費
水道光熱費の分担割合は、7%と分担割合としては少ない傾向にあります。
水道光熱費については、節約次第でさらに費用割合を減らすことができます。
でも、無理をして節約をすると、生活自体が辛くなってしまうので、適度にするのがおすすめです。
さらに、お互いの生活スタイルや、契約した部屋の広さによっては、分担割合が大きくなりやすい費用とも言えます。
交際費・娯楽費
交際費・娯楽費の分担割合は、15%と食費と同じ分担割合になっています。
交際費や娯楽費は、個人で払うものとして管理している人もいると思います。
でも、二人で遊ぶためのデート代や、二人で使うものを買う場合には、これらの費用を生活費に入れておくと、割り勘問題等のトラブルは防げるでしょう。
通信費
通信費の分担割合は、7%と水道光熱費と同じ、分担割合としては少ない傾向にあります。
通信費とは、インターネット環境や固定電話などにかかる費用です。
最近では、携帯電話の普及により、固定電話を設けていない場合も多くありません。
さらに、インターネット環境が家賃に含まれている場合には、通信費自体が必要ない場合もあるため、それも考慮して物件を探してみても良いでしょう。
その他
その他の費用は、生活費の中で3番目に高い割合を占めていて、11%です。
その他の費用とは、生活用品や消耗品などの必要なものに使うお金です。
この部分を安くするには、大きなスーパーやホームセンターでまとめ買いをしたり、安いものを選んで買ったりするといいです。
ネット通販でクーポンを使って買うこともできるので、節約の方法として使ってみましょう。
同棲の生活費の分担方法でケンカする要因は?
使えるお金に差がある
収入に差が大きいカップルの場合には、使えるお金に差が出るのが特徴です。
こういった不満が出てくるのは、お互いの収入状況を考慮しないで、生活費を半分ずつにした場合が多いでしょう。
最初は半分ずつで良いと思っていたとしても、相手の方が自由に友達と遊んだり、旅行に行ったりすると、どうしても分担割合に納得できなくなってしまうようになります。
そのため、生活費の分担割合の差が大きくならないように、収入の高い方が多く払うなどの気遣いをするとトラブルを防ぐことができます。
家事分担に差がある
生活費の分担が少ない方に、家事のほとんどを任せる傾向にあるのが現状です。
中には、相手が家事をすることを条件として、生活費を全額払う、または、多めに払うというルールを決めているカップルもいると思います。
お互いが納得している状態だとトラブルは少ないですが、相談が不十分である場合には、家事分担に不満が出る場合が多いようです。
家事については、生活費の分担割合で考えるよりも、仕事の終わり時間などを考慮して分担を決める方がトラブルを防げます。
支出状況に不満がある
お金の使い方や暮らし方が相手と違うと、生活費の分担に関して不満が出やすくなります。
例えば、食べ物や日用品をたくさん買っていると、お金の無駄だと思ってしまうこともあります。
また、同棲していると、水道や電気の使い方にも気になることがあるでしょう。
こうした小さな不満が大きな問題にならないように、家計簿をつけて、どこにお金がかかっているかを見せることができれば、生活費の分担方法も変更しやすくなると思います。
同棲の生活費の分担方法は定期的に見直すことが大切!
同棲するときには、生活費の分担方法を事前に相談して決めることが大切です。
しかし、実際の支出額などは、同棲してから分かることも多いでしょう。
一緒に暮らしていくうちに、お金の考え方や価値観、生活の仕方が相手と違うことに気づくかもしれません。
そうしたら、最初に決めた分担方法にこだわらずに、相手と話し合って、生活費の分担方法を変えることも必要です。