恋人と一緒にいると、幸せな気持ちになることもあれば、辛いこともあると思います。
交際期間が長くなると、相手の良いところだけでなく、悪いところも見えてきますし、意見が合わなくて、喧嘩になることもありますよね。
喧嘩をしても、仲直りをするたびに、お互いが納得できるように話し合ったとしても、相手に対する不満は少しずつ増えていくものです。
別れた方がいいのかどうか悩む時は、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまって、感情的になってしまいます。
別れるべきかどうか、自分の気持ちを落ち着いて考えるには、どんなことに注意すればいいのでしょうか?
この記事では、別れるべきかどうか悩む時に参考になることを、詳しく紹介したいと思います。
「別れる別れない」で迷ってしまうきっかけは?
別れるべきかどうか悩む理由は、人それぞれです。
でも、不満を感じる理由が1つだけということは、あまりないと思います。
たいていの場合は、いろいろな不満があって、その中で一番大きいものが目立っているだけです。
だから、一番大きい不満だけが別れる理由ではなくて、今までの不満が重なって、別れたくなってしまったと考えましょう。
それから、別れないという選択をするなら、相手の悪いところも受け入れていく覚悟が必要です。
今までにたまってきた不満は、お互いに努力して改善・解決できるものでしょうか?
相手の嫌な部分が変わるまで、相手を応援するための気持ちが自分にあるでしょうか?
これらを自分に問いかけて、無理だと思ったり、辛くて泣いてしまったりしたら、もう限界かもしれません。
こういう風に、自分がどうしたいかは、心の中で決まっているものなのです。
自分の本当の気持ちを見つけて、冷静に別れるべきかどうかを考えるには、どんなことに注目すればいいのかを知っておくことが大切です。
「別れる別れない」で迷ってしまう理由はなに?
まだ好きで未練が残っている
まだ好きな気持ちがあるときにも、別れるべきかどうか悩むことがあります。
特に、相手が浮気したり、暴言・暴力をふるったりした場合、別れた方がいいと分かっていても、まだ好きな気持ちがあると、決断できませんよね。
確かに、別れるか別れないかは自分で選ぶものなので、どんなに苦しくても、まだ好きな気持ちがあるなら耐えられるかもしれません。
でも、周りから見て、はっきりと別れた方がいいという状況にあったり、辛そうだと言われたりしたら、幸せになるチャンスはほとんどないです。
一方で、相手に不満を伝えたときに、「これからは、こうやって改善していくから」と真面目に対応してくれたなら、まだ別れるのは早すぎるかもしれません。
だから、まだ好きな気持ちがあるときには、相手の態度と一緒に、周りの人のアドバイスも聞いてみて、全体的に考えるといいかもしれませんね。
恋愛感情以外の情が深くなっている
交際期間が長くなると、恋愛感情以外にも、家族みたいに情がわいてくるものです。
だから、別れるべきかどうか悩むときには、頭では別れた方がいいと分かっていても、相手のことを大事に思う気持ちが邪魔をします。
それが、本当に相手を愛しているという気持ちなのか、相手に対する情なのかを判断することが大切です。
感じている嫌な気持ちは一過性のものなのかと思う
別れるべきかどうか悩むときには、今、感じている嫌な気持ちは一過性のものなのかと思ってしまうこともあります。
でも、喧嘩をした直後などに急に別れたくなったのか、今までの嫌なことなどが重なって別れたくなったのか、どっちなのかをちゃんと判断するべきです。
急に別れたくなったのなら、勢いで別れてしまうと後悔するかもしれません。
後悔しないためにも、自分が感じている気持ちが一過性のものなのか、今までの嫌な気持ちがたまったものなのかを自分に問いかけてみましょう。
今の相手と別れるのが怖い
別れるべきかどうか悩むときには、今の相手と別れるのが怖いという気持ちがあることがあります。
これらの気持ちは、今の相手と別れたら、自分を愛してくれる人がいなくなるかもしれない、相手には自分が必要だという不安から来ています。
でも、自分を愛してくれる人が相手だけだということは絶対にないです。
それに、相手には自分が必要だという不安も、自分が相手に尽くしていることで、自分の価値を見つけたいという気持ちが強いからだと言えます。
自分が相手に持っている気持ちが、自分の価値を見つけるための依存心なのか、相手と一緒にいると幸せだと感じる気持ちなのかをしっかりと考えてみましょう。
「別れる別れない」で迷う時にするべきことは?
相手と距離を置いて自分一人の時間を作る
別れるべきかどうか悩むときには、相手との距離をとって、自分だけの時間を作りましょう。
相手と一緒にいると、相手の気持ちを考えすぎてしまって、自分の気持ちがだんだんわからなくなってしまいます。
でも、相手と離れて一人になると、感情的になっていた気持ちが、だんだん落ち着いてきます。
冷静になれるようになったら、自分と相手を客観的に見ることができるので、自分の本当の気持ちを整理するには一人の時間は必ず必要です。
一人で判断せず周囲に相談する
自分だけの時間を作って考えるのもいい方法ですが、感情的になってしまって、自分の本当の気持ちがわからなくなる時もありますよね。
そんな時は、一人で悩まずに、周りに相談してみましょう。
一人では決められなくても、第三者の視点で、自分と相手を客観的に見て判断してくれることで、自分の気持ちを整理できます。
自分の本心を見つけるためには、「別れるべきかどうか」を相談するんじゃなくて、「自分の今の気持ちを聞いてほしい」ことを前提に相談しましょう。
自分の気持ちを、第三者の視点で整理して言ってもらうようにすると、自分が本当はどうしたいかがわかるようになるのでおすすめです。
「別れる別れない」で迷う時に考えるべきことは?
別れるか迷ってしまう原因を探る
まずは、別れるべきかどうか悩む理由が何なのかを見つけましょう。
相手の嫌なところや、別れたくなる気持ちは1つじゃないかもしれませんが、根本的な理由は必ずあるはずです。
頭の中で考えると、感情的な気持ちが邪魔をするかもしれないので、以下の点を紙に書いてみるといいでしょう。
別れたくなる理由の見つけ方
- 相手のいいところを書き出す
- 相手の悪いところを書き出す
- 相手の一番好きなところに〇をつける
- 相手の一番嫌いなところに〇をつける
最後には、相手の一番好きなところと、嫌いなところに〇をつけましょう。
〇をつけたものが、自分の中で相手に一番惹かれるところ(=一緒にいたいと思うところ)と、相手と別れたくなる理由を示しています。
相手に一番惹かれるところよりも、相手と別れたくなる理由の方が強い場合には、本当に別れたいと思っているサインかもしれませんね。
別れるか迷ってしまう原因が解決できるものなのかを見極める
上記の方法を試してみて、相手に一番惹かれる気持ちが強いのなら、相手と別れたくなる理由が解決できるものかどうかを判断することが大切です。
上記の紙の嫌いなところを書き出した下に、「改善・解決方法」と「課題・問題点」をそれぞれ書いてみましょう。
改善・解決方法が思いつかなかったり、課題・問題点がはっきりと多く、相手の性格や価値観を変えないと乗り越えられないものだったりしたら、解決することは難しいです。
そんな時は、第三者に相談して、どうしたら解決できるか、一緒に方法を考えてくれるようにしましょう。
それから、相手と別れないで付き合っていくとしたら、自分が相手を支える覚悟が必要です。
相手を支える覚悟ができるかどうか、相手の嫌な部分を受け止めるのが辛くないかどうか、自分の気持ちとちゃんと向き合いましょう。
相手が自分にとってどんな存在であるかを再確認する
以下の文章は、書き換えたものです。
相手のいいところと悪いところを書き出したあとは、相手が自分にとってどんな存在なのかをもう一度確認することが大切です。
自分の気持ちと向き合うことが一番重要なんですが、自分にとって相手がどんな存在なのかを考えるのは難しいですよね。
そんな時は、以下のような視点から見直してみるといいでしょう。
見直すこと
- 自分の言いたいことが言えているか
- 相手に従ってばかりいないか
- 自分の幸せを犠牲にしてばかりいないか
- 自分の気持ちを無視してばかりいないか
- 自分だけを悪く思ってばかりいないか
- 自分の都合で相手を動かしてばかりいないか
- 相手を縛ってばかりいないか
- 相手だけを悪く言ってばかりいないか
上記に当てはまる項目が多いほど、相手と一緒にいるのに無理をしています。
本来なら、二人は対等な立場の人間なのに、自分の言いたいことが言えなかったり、一緒にいるために我慢することが普通になっているのはおかしいですよね。
それから、相手を責めたり、自分のために無理をさせたりするのは、相手の気持ちを考えてなくて自分勝手で動いています。
窮屈だと感じるような関係を作ってしまってるのが自分だったら、一緒にいたいと思うなら、改善しなきゃです。
こういう風に、自分にとって相手がどんな存在なのかを見直すことで、相手の存在価値を確認できるので、ちゃんと確認しましょう。
まとめ
別れるべきかどうか悩むときには、自分の気持ちがわからなくなっていることが多いです。
その理由は、相手と別れたくないと思う気持ちだったり、自分だけが我慢すれば大丈夫と思う気持ちだったりと、いろいろです。
でも、無理をして関係を維持することは、身体にも悪いです。
それに、ぼんやりとした感情で、一緒にいるのは相手にも失礼です。
別れるべきかどうか悩むときには、今の自分と相手の状況を冷静に分析して、自分の本当の気持ちを見つけることが大切です。
両方にとって、一番いい選択ができるように、上記を参考にして、冷静に別れるべきかどうかを決めましょう。